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元素くん、こんにちわ!

受験の役には立たない元素のお話。

 
ベリリウム Beryllium 元素番号:4

ベリリウムって何だ?! という人、結構いらっしゃるだろう。
元素記号を学習中の学生以外には、あんまり馴染みのない元素名だ。
実はこの元素、ベリル(緑柱石)の成分だというのだ。
ベリルという名前そのものをあまり聞かないし、ピンとこない?
うん、じゃあ、こう云えばお解りになっていただけることだろう。

エメラルド。

私は緑色が好きである。ミドラーという異名までいただいている。
故に最も好きな宝石は、エメラルドなのだ。 エメ様の前ではダイヤモンドなんぞ、ただの炭素の同位体だ(ダイヤ好きな人、ゴメン)。

数年前、なけなしの金をはたいてエメラルドのプラチナリングを1つ買った。
ユキチさん3人出すとイナゾウくんが1人戻ってきてくれる程度のものだが、 一度に払えなかったのでローンを組んでまでゲットした。
今でも私の持つアクセサリーの中では最高級のものとして君臨している。
が、その後にベリリウムのことを知った。
学校で多少のことは教えてもらっているハズだが、キレイに記憶から抜け落ちていたらしい。
以来、エメラルドを見るたびにベリリウムという名前が頭をかすめ、 元素記号がほんわかと浮かんでくる。

ちょっと、困る。


 
酸素 Oxygen 元素番号:8

酸素と聞けば、普通の人はまず空気を連想するのだろう。
更に、これがないと息が出来ないと思う人もいるだろう。

そう、息が出来ない。

息が出来なかった私が連想するものは、酸素マスクやら酸素テントなのである。
それは、かつて私が喘息児だったからで、ハタチくらいまで頻繁に発作が起きて、 重症の烙印を押されていたからだ。

ひとたび大きな発作が起こると24時間持続点滴が一週間ほど続き、濃厚治療となる。 そして最も酷い状態のときに、酸素マスクが登場する。 だから、酸素と聞けば、私の頭は医療用の酸素を連想する。

ああ、医療器具と全く無縁な健康体の方々には、 マスクは解ってもテントはピンとこないかもしれないので、念のために説明しておこう。
透明のビニールの蚊帳のようなものをベッドの上から吊るし、 その中に酸素を充満させるのだ。
マスクとテントでは、どちらが効率よく酸素を摂取できるのか知らないが、 私にはテントの方が呼吸しやすいように思えた。
マスクは、その中でしか呼吸が許されていないような気がしたし、 口が塞がれるので気持ち悪いのだ。ただし・・・・・・ テントはなんだかハコの中に閉じ込められたような気もしたので、 それはそれで嫌だったのだが。
どちらにしろ容態が思わしくないときに使うものだから、 あまりいいものではない(ネタにはなるが)。

23、4歳くらいから、発作は殆ど出なくなったが、 未だに「酸素=酸素マスク」という図式が成立するのは、 やはり少しばかり(?)尋常ではない。

大気中にさりげなく存在している彼らは、生物が生きていく上でかなり重要な役割の元素くんだ。
私がそんな彼らを「空気中の元素」として連想できるようになる日は、 果たしてやって来るのだろうか?


 
ネオン Neon 元素番号:10

ネオンといえば夜の繁華街を煌々と照らす、あの妖しくも美しいネオンサインである。 赤だの青だのピンクだの蛍光グリーンだの。

私はネオンと聞くと、なんかちょっとドキドキする。
別に夜な夜な遊び歩いているワケではない。
ネオンなんぞにドキドキするってコトはむしろ、 夜遊びをし慣れていない姉ちゃんである証だ。

夜の都会を彩るネオンサイン。
真空の中で放電の刺激を受け、鮮やかに輝くこの元素の名の由来は、 ギリシア語の「neon(新しい)」という言葉からきたらしい。

当時“新しい”元素だったネオンは、現代では 常に新しいものを生み出し続ける都会の象徴として、 すっかりおなじみになってしまったようだ。

そう、空気よりもさりげなく、ありふれた存在として、 ネオンは活躍しつづけている。